第28回 デザイン・ミニ塾 (AIIT マンスリー・フォーラム)
先週、AIIT主催 第28回 デザイン・ミニ塾に参加してきました。
テーマ:
R&Dにおける人間中心のイノベーション - ノーマンの思想からのインプリケーション

講師はリコー経済社会研究所のシニアスペシャリスト
伊賀聡一郎 氏。
以前、JMAの研修でお世話になったことがあり、
もっと深い話を、と思っていたでワクワクしながら参加しました。
あの、D.A.ノーマンさんと親交が深く、
翻訳等もされています。
みんなご存知「誰のためのデザイン」の著者。
さて、今回のお話は下記の問題提起から。
物質的/具体的機能としてのモノの価値から
エモーショナルな価値が求められるようになった
まさにその通り。
プレゼンの具体的な内容については、
別の機会に伊賀さんのプレゼンを聞かれる方のために
とっておくことにします。
今回は大里が面白いと思ったことをつらつらと。
- デザイン: 人に知覚され、行為のヒントを示し、人とモノの間に意味を付加、という表現は学びになった。
- 組織は分断/流動的で、組織をつなぐ「共通言語」=ペルソナ。まさにそうだと思うが、我が社内はまだ難しい・・・。
- エンジニアがユーザのとこに行くと良い理由2つが面白い。【1】エンジニアのステレオタイプを破壊できる 【2】対エンジニアへの翻訳効果が高い
- ニーズとシーズのねじれ。新しい技術をもつR&D組織が現在のユーザのニーズに応えようとし、現業をもつ事業部が現在のユーザのニーズに新しい技術をはめようとする。Appleや任天堂は枯れた技術でイノベーションを起こしている。技術とユーザ、ともに新しいものは新しいもの、旧来のものは旧来のものでしっかりとマッチングが必要。
- イノベーションにまつわるメソッド整理の図は何度見ても分かりやすい。参考:イノベーションにまつわるメソッドの整理: interaction
- 画家の「観察眼」に目をつけた技術者の「観察力」育成のアイデアがおもしろい。真似してみたい。
なんというか、いつも伊賀さんは
とてもクールな説明をしてくださるので
頭の整理になります。
感謝しております。
ありがたやー!
World IA Day 2012 #WIADJ
ちょっと時間が空いてしまいましたが、
World IA Day 2012への参加記録を書きます!!
2/11(土) 建国記念日。
日本初のIAコミュニティ主催の大規模なIAイベントである、
World IA Day 2012 東京(以下WIAD 東京)が開催されました。
テーマ 「理解の構造をデザインする」
世界的なIAコミュニティである、IA Institute(iainstitute.org)が主催する、
世界14都市で同時開催されたイベント。
※コロンビア、ベルギー、カナダ、ブラジル、アメリカ(2都市)、
マレーシア、イタリア、パナマ、ルーマニア、フランス、スウェーデン、南アフリカ、
そして日本(東京)の14ヶ所。
今回のテーマは、IAの「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」から一歩踏み込み、ユーザ理解の面からデザインを考える、ものと捉えています。
そして、それって自分の考えるUXDなんじゃ。と。
とてもワクワクして参加してきました。
アカデミックな方の講演や、実業務の中で使われる具体的なIA/デザインの方法論まで、機知に富んだ内容でした。
レポート・感想・面白かったとこ
代わりに、発表者の坂本さんのBlogを引用しておきます。
- 気持ちのいい定義:
UX=人間側の体験、UXデザイン=その体験を作り続けるためのしくみが得られた。 - UXにおける誤解:
利用中以外を見逃しがちな点。そして、累積的UX[生活におけるモノの意味・価値]も発見だった。 - UXは操作の達成度以上に利用のモチベーションが重要、というのも凄く納得感があった。
- UX:"理解"と"意欲"のつながりで"意味"を強化している
行動経済学の選択アーキテクチャとデフォルト理論
- ヒューリスティック面白い。
色々なパターンがあるんだと。ユーザの選択は意外と非合理的。 - ユーザ選択を誘導・操作できる点はモラルとの駆け引きな気がした。
- ナッジという言葉はこれまで馴染みが無かったが、知っておくべき。
ユーザー理解に合わせたユーザインターフェースデザイン
- いちばん、実践的で、いちばん印象的だった。
- 世の中のUIデザインの2大潮流 Modal と Modeless。
- UCD/HCDはデザインプロセスの冗長化、という挑戦的な発言。
- ユーザの行動を観察・分析し、それに見合ったデザインをこころみるのは当然。
分かっていてもできていない。反省。 - デザインをする人間のデザインによって行動を変えること。
クリエイティビティやオリジナリティが発揮されなければ、という言葉は突き刺さった。 - 道具のデザインとは、道具の使い方のデザインと同義というのは凄く同意。
- そして、ユーザ理解=自分なりの使い方ができること、とおくのは発見。
- Modelessのユーザの創造性が求められる、という考えは、ユーザビリティとは逆のアプローチだが、今、必要とされているUXをまさに体現してると思った。
全体を通して、UXを高めることを「使いやすさ・有効性の向上」ととらえがちだった自分のステレオタイプを見直すきっかけになった。
UXは"心・感情を持った"ユーザの体験をデザインすることだと。
反省&やるぞーーーー!!
iSchool2012 Day-5 #ischool2012
記念すべき第一回はオープンiSchool体験記です。
ischoolについてはここを見て!
ばっくり言うと、「イノベーションの学校」!
イノベーティブな人材育成のため、様々なセミナーや
ワークショップが開催されてます。
今回、参加したのはこのワークショップ。
http://ischool.t.u-tokyo.ac.jp/programs/workshop/open_ischool_2012_day5
講師は博報堂イノベーション・ラボの"田村大"さん!
特集 | 読売新聞広告局ポータルサイト adv.yomiuri

ワークショップの流れ(Total:3h)
- アイスブレイク 〜イノベーティブだと思うもの〜
- イノベーションの2側面 〜experimentalとtechnological〜
- "感謝"のブレスト 〜感謝expを共有〜
- "感謝"のクラスタリング 〜感謝クラスタづくり〜
- "感謝"のフレームワーク 〜X-Y軸フレームワーキング〜
- カフェで新しい"感謝"を 〜機会領域を捉えるアイデア〜
- スキッド 〜コンテキストとアイデアをレビュー〜
- 人間中心イノベーションとは 〜Prospectiveアプローチ〜
トータル3時間ということで、
駆け抜けるようなワークショップでした。
そのおかげで、変に停滞したり、
コダワリ過ぎたりってのが無いので良かったです。
でも、正直、もっと考えたかった、というのが素直な感想です。
もっかい、テーマをパクって新しくサービス考える参考にしようと。
"感謝"ブレストと軸選びでのファインディングス
- "後で気付く感謝"と"即時的な感謝"
- 人生のステージで認識が大きく変わる "家族/子供"と"友人/同僚"
- 自分の"家族/子供"を持つのは、"感謝"にとっても1つの節目
- 自分への共感/理解も"感謝"に発展するみたい
- 共感/理解を強く感じる瞬間:"言いにくい言葉" > "優しい言葉"
- 感謝は文字通り"有難い"という認識によって作られる
- "有難い"の認識を広げる or "有難い"の自覚/覚醒は機会領域?!
カフェの新しい"感謝"アイデア出し・スキッドで思ったこと
- 全体的に似たテイストのように感じた
- 上記=本当の機会領域は我々が普段見逃している部分にあるんだろう
- 見逃し="感謝"の自覚/覚醒のきっかけ
- "マザーテレサ"みたいな"感謝"の塊みたいな人と話したい。誰かいないかな?
- 逆に"いじわるばあさん"みたいな人の"感謝"もすごく良い気付きがある気がする。誰かいないかな?・・・いっぱいいるわw
- 再認識。スキッドで気付かされるユーザのベネフィットって心に響く。
というわけで、ワークショップを通じて、
皆さんからたくさんの発見をえられました。
ありがとうございます。
あと思ったのは、感謝の気持ちって、
ある一定を超えると"ありがとう"の言葉を超えて
"行動"に結びつくと思う。
実際、こうしてBlogにまとめて全世界へ発見をばらまいてるんだから、
きっとあるんじゃ、と思ってます。
DesignThinkingブログはじめます - ごあいさつ
今年はBlog書くぞ、って思って、 Fly, You can fly!! を始めました。
ホントは「Techei」な内容と「UX・デザイン思考」の2テーマで
行こうと思ってたんですが、一緒に書いたら
ワケワカらんくなりそうなので分けて書くことに。
というわけで、「UX・デザイン思考」がテーマのものはこっちに書きます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。




